日本語履修大学生グループ
日露青年交流センターより日本語教師を派遣している24大学の他、サンクトペテルブルク人文社会科学大学、ロシアキリスト教人文アカデミー、カムチャツカ国立大学、北東国立大学、サハリン国立総合大学、極東国立人文大学、ブリャート国立大学から日本語を学ぶ学生50名を招聘して、東京や仙台、松島、平泉を訪問し、東京や仙台の学生と交流しました。
仙台では、東北大学の協力を得て、日露学生の交流プログラムを行いました。日本語の授業に参加し、いろいろな国の留学生と日本語を媒体に意見交換できたことは、これからの日本語学習のモチベーションアップにつながりました。
グループ活動では、4コマ漫画を作成。初めは絵を描いたりオチを考えたりするのが大変そうでしたが、次第に盛り上がり時間が足りなくなるほどでした。日本語のよい勉強にもなりました。
東北の学生は東京の学生に比べて、シャイでおとなしい印象を受けたそうですが、気持ちの優しさが伝わってきたそうです。大学キャンパスや仙台市内を思い思いに散策し、紅葉の秋を満喫することができました。
東松島市では、東日本大震災の被災地(野蒜海岸、宮戸島)をボランティアガイドの方が案内してくださいました。瓦礫は撤去されたものの復興作業が遅れていることを多くの学生が心配していました。津波で流され住職も犠牲になった長音寺跡地で鎮魂の碑にお花と千羽鶴を捧げました。涙ぐむ学生もいて、悲しみを分かち合うことのできるロシア人学生の優しさを感じました。
参加者のアンケートでは、大都市(東京)と地方都市(仙台)の両方を訪問し、それぞれの日本人学生と交流したことで、日本を多方面から見ることができたという感想が述べられていました。このプログラムが学生達の日本語学習の動機づけになっていることは間違いなく、今後も継続が期待されています。
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