ロシア日本語履修学生グループ
クラスノダール、ニージュニー・ノヴゴロド、リャザン、カザンの他、サンクトペテルブルク、イルクーツク、ハバロフスク、ウラジオストク、ユジノサハリンスク等ロシア各地の大学で日本語を勉強する12名が来日しました。日ロ学生会議、日ロ学生交流会等に所属している日本人学生の協力を得てディスカッションと都内散策という学生交流プログラムを行いましたが、両国の学生同士が積極的に参加し、帰国後も交流は続いています。また、早稲田大学で日本語の授業参観を、上智大学でロシア語の授業参観の機会を得て、短時間ではありましたが日本の大学を体験することができました。これまで教科書や教師から得ていた日本の知識や情報を実際に見聞することができ、また、同世代の日本人と交流する機会を持ったことから、日本語習得への意欲が飛躍的に高まったようです。
その他、書道、茶道、いけばな等様々な日本文化を実際に体験しましたが、いずれも講師の本格的な指導のおかげで本物の芸術に触れることができたと感激していました。長時間に渡る歌舞伎鑑賞も、身を乗り出して熱心に鑑賞する参加者の姿が見られました。京都日程では旅館に滞在して畳、布団、風呂、浴衣等日本的生活様式を体験することができました。帰国後、それぞれの大学で報告会を開き、他の学生の日本語学習意欲を大いに刺激したと聞いています。
今回の学生の中には当センターがここ8年間実施している日本語教師支援事業枠でロシアの諸大学に勤務する日本語教師の授業を受けた学生もおり、日本での再会を喜ぶシーンも見られました。
日本人・ロシア人混成の4つのグループに分かれ、それぞれ「結婚」、「健康」、「宗教」、「言語学習」をテーマとしてディスカッションを行ない、最後に日本語で発表しました。
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