ロシアジャーナリストグループ
モスクワ、ニージュニー・ノヴゴロド、サンクトペテルブルクのロシア各地より、テレビ、新聞、雑誌等報道機関の第一線で活躍する若手ジャーナリスト8名を招聘しました。海外でも定評のある日本のロボット、ナノテクノロジー、高速鉄道等の先端技術をテーマに視察を行い、ニージュニー・ノヴゴロド市のあるニジェゴロド州とも交流のある宮城県も訪問しました。いずれの訪問先でも積極的に取材活動を行いながらの密度の濃い日程になりました。取材したものはその日のうちに本国のデスクに送信、被招聘者の所属する各メディアでたびたび報道されました。
東京ではまず、松島みどり大臣政務官(当時)、中川昭一自民党政務調査会長(当時)を訪問し、日露関係の現状と展望について懇談し、その際のインタビュー記事も直後にロシアの新聞等で報道されました。
先端技術紹介としては、筑波研究学園都市にある独立行政法人産業技術総合研究所等を訪問してゼオライト膜、ナノカーボン等のナノテクノロジーやロボット等の知能システムについて専門家から説明を受け、関連施設を視察しました。宮城ではロシアでも関心の高い日本の高速鉄道技術についてJR東日本新幹線総合車両センターを訪問取材が組み込まれました。
宮城滞在中は同県のご協力により、村井嘉浩知事とのインタビュー、東北大学東北アジア研究センター訪問、河北新報社記者との意見交換、大橋健男松島町長訪問、大郷町エコファクトリー視察、松島海岸・瑞巌寺・円通院見学取材等、盛りだくさんのプログラムが実現しました。松島では旅館も体験、日本的文化と松島の海を堪能しました。
公式日程以外に、参加者のロシアの有力紙ガゼータ紙記者の希望により元択捉島民への取材を組み入れましたが、北方領土問題をテーマにした長文記事として同紙に掲載されました。
今回の参加者は先端技術分野に造詣の深いジャーナリストでしたが、特にナノテク分野はその予想をも上回るレベルであったため、日本の先端技術をロシアへの導入という切り口で見るようになったとの感想を残しており、帰国後、訪日中の取材を生かしたナノテクノロジー関連の特集番組も放送されました。
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