クロンシュタット代表団
洲本の子供達と
クロンシュタットは、フィンランド湾に浮かぶ要塞の街で、ロシア艦隊の基地があるところです。今から200年前に起こったゴローニン事件の主人公であるゴローニンやリコルドを乗せたディアナ号が出航したのは、このクロンシュタット。そして兵庫県洲本市は、高田屋嘉兵衛の故郷です。嘉兵衛とリコルド、ゴローニンとの詳しいお話は、司馬遼太郎作『菜の花の沖』を読んでいただくとして、今回は、この200年前の出来事に由来する縁で続くクロンシュタットと洲本市の青年交流について報告します。
2011年3月11日に起きた東日本大震災の影響により、夏のサンクトペテルブルクから成田への直行便がなくなってしまいました。色々な問題を乗り越え、7月12日やっとの思いでクロンシュタットの代表団は成田空港に到着しました。メンバーは、クロンシュタット地区行政府職員、ロシア民族舞踏家、学生達の14名です。
五色中学校で書道体験。
巻きずし作り。「ぎゃー、失敗」
ロシア料理も作りました。ブリンチキというクレープのような
もので、ジャムやはちみつをたっぷりかけていただきます。
ロシア人男性陣作
サッカーボールおむすび。
買い出しに行くバスの中で、ロシア版「お寺の和尚さんが
カボチャの種を…」ゲーム
阿波踊りは腰の入り具合が重要ですが、なかなかのもの
今回の滞在のメインは洲本市の住民の皆さんとの交流でした。市役所を始め、高田屋太鼓という地元の太鼓グループ、五色中学校、高田屋顕彰館など、多くの方との触れ合いの場がありました。また、お互いの国の料理を作ったり、阿波踊りを踊ったりと、思い出に残る時間を一緒に過ごしました。
いただいた法被を着て。
被災地への寄せ書き。
いつも楽しい雰囲気の彼らですが、クロンシュタットの青年活動に積極的に参加する青年達でもあります。
ごみ問題や子供達の健康問題を解決するために組織的に活動をしています。そして、3月11日の日本の震災の際にも、クロンシュタットにある日魯通好条約150周年を記念して建てられた記念碑のもとで、記念碑に花を供え、ろうそくに火を灯し、木々に色とりどりの鶴の折り紙を飾り、日本のために祈っていたそうです。そんな彼らが日本に来て、東日本大震災の被災者の方々に向けて書いたメッセージをいくつかご紹介します。
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