当センター派遣日本語教師、土井法子教師が赴任しているリャザン国立大学、東洋言語学科日本語専攻4年生がリャザンの町や大学について紹介します。
リャザンはロシアの都市で、モスクワ市から約200キロ離れたところに位置しています。電車で2-3時間です。
この町はあまり大きくなくて、自然が豊かな町です。ロシアに来たら、ぜひリャザンを見に来てください。
この町では、たくさんの面白いシンボルがあります。
例えば、目のあるきのこです。それは一番有名なリャザンのシンボルです。リャザンには多くの観光客が訪れます。とてもきれいな町です。
ほかにも、クレムリンや歴史博物館もあります。クレムリンは丘にあり、リベディとトルベジという川に囲まれた場所です。
リャザンの郊外にはコンスタンチノヴォという場所があります。ここは、セルゲイ・エセーニンが生まれ育った場所です。
セルゲイ・エセーニンは有名なロシアの詩人です。彼は、1895年9月21日に生まれました。彼の自然についての詩はとてもきれいで、特別な雰囲気を感じることができます。
コンスタンチノヴォはオカ川に沿ってつくられた町です。村の歴史は約400年以上です。ここでエセーニンは幼年期と青年期を過ごしました。
ここの自然は美しく、空気はきれいです。川岸からは広い平地が見えます。豊かな自然を見たいときは、是非コンスタンチノヴォへ行ってみてください。
リャザン国立大学にはいろいろな学科があります。東洋言語学科では、日本語と中国語を勉強することができます。ロシアでは日本語が徐々に人気になっています。
日本語の授業はとても面白く、役に立ちます。授業ではテキストを読んだり、会話の練習をしたり、映画を見たりします。
文法や音声学の授業もあります。また、日本人の先生による授業もあります。そのため、学生は日本語に多くの興味を持つことができます。
私はリャザン大学で4年くらい日本語と英語を勉強しています。この4年間で、いろいろなイベントがありました。
日本語や中国語のスピーチコンテストや文化祭です。そしてほかにも外国語学部のイベントや科学の日のイベントなどです。
日本語に関するイベントでは、この2年で毎年行われる日本文化祭やスピーチコンテストだけでなく、日本映画祭や生け花や風呂敷のワークショップ、落語の会などがありました。
これらのイベントは面白く実践的なだけでなく、日本文化への興味を増やしたり、日本語の能力を高める良い機会だと思います。
リャザン大学では、いろいろな日本語に関する交流の機会があります。例えば、スピーチコンテストや、日露青年フォーラムです。
これらのイベントに参加したことで日本語の能力も上げることができました。また、多くの日本人との出会いがあり、一生の友達を作ることもできました。
リャザン大学では授業以外にも様々なプログラムがあります。その中の一つは、「交流プログラム」です。
半年間日本へ留学をしたり、短期の学生交流プログラムもあります。この短期交流プログラムは「日露学生交流会」と呼ばれ、10年以上毎年行われています。
このプログラムには、リャザン大学の学生だけでなく他の大学の学生も参加できます。毎年プログラムでは夏に東京や大阪からの学生がリャザンにきて10日くらいリャザンの学生と一緒に町を観光したり、楽しい時間を過ごしたりします。
また、反対にリャザンの学生も日本に行くことができます。元参加者の私にとっては、この交流会が貴重な経験になりました。
All right reserved, Copyright(C)
Japan Russia youth Exchange Center 2000-.