-ロシアの教室から-

「シベリアのパリ」 イルクーツク紹介(イルクーツク国立大学 中川愛理教師)
2019年12月13日


ロシアの東シベリアに位置するイルクーツク。「シベリアのパリ」とも呼ばれるその美しい街には、60万人もの人が暮らしています。
冬には-40度の極寒の地に変貌を遂げますが、その寒さも吹き飛ばしてしまうような美しい湖、美しい街並み、温かい人たちがイルクーツクには存在しています。




1. バイカル湖


イルクーツクといえば、やはり「バイカル湖」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

イルクーツクの町からバイカル湖のあるリストビャンカまではバスで1時間ほど。春~秋までは透き通った美しいバイカル湖が、冬には凍ったバイカル湖が楽しめます。


2. キーロフ広場


町の中心地にあるキーロフ広場。春から夏にかけては綺麗な花々も見ることができます。天気の良い日にはベンチに座って、本を読んだりしても気持ちが良いかもしれません。


3. 130地区


130地区は、昔のイルクーツクの街並みを再現した区画で、レストランやカフェ、ショッピングモールなどが入っています。
130地区の入り口には、イルクーツク市のシンボルである「バーベル」の銅像が置いてあります。このバーベルは街中の色々な場所で見ることができます。
右を向いていたらイルクーツク市を、左を向いていたらイルクーツク州を表しているのだとか。


4. 金沢通り

イルクーツク州は石川県とゆかりが深く、イルクーツク市は石川県金沢市と姉妹都市であるため、市内には「金沢通り」もあり、兼六園の灯篭も見ることができます。


5. アンガラ川沿い


アンガラ川は、バイカル湖から流れ出ている唯一の川です。近くにはきれいな教会等があり、天気の良い日には散歩をしても気持ちが良いですよ。


最後に

イルクーツクは日本との時差も一時間しかなく、ロシアの中では比較的日本に近く、訪れやすい場所ではないかと思います。
残念ながら2018年から2年間運行されていた成田―イルクーツク間の直行便の来年度の運行はないようですが、ハバロフスクやウラジオストク、北京やソウルを経由してイルクーツクへ来ることができますよ。

皆様、是非、シベリアの美しい街、イルクーツクを訪れてみてください。

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