日露青年(学生)フォーラムは、2016年より毎年日本とロシアで1回ずつ実施してきましたが、2020年は、新型コロナウイルスの流行で渡航が困難になったため、オンラインで1回のみ実施することとなりました。
日露青年交流センターとロシア技術大学・青年政策国際関係センターの共催で実施されたオンラインフォーラムには、公募で選ばれた日本の青年18名、ロシアの青年25名、計43名が参加し、4つの分科会に分かれテーマ別に英語で議論を行いました。
●全体テーマ「世界に向けた日本とロシアの協力」
Cooperation between Japan and Russia in the global perspective
●分科会テーマ
●1. 日本とロシアの姉妹都市・地域関係の発展のための青年の貢献
Contribution of youth to the development of relationship between sister cities/regions of Japan and Russia
(ファシリテーター:リュドミーラ・ドカシェンコ、オレンブルク国立大学准教授)
●2. スポーツ分野における日露青年交流
Japan-Russia Youth Exchange in the field of sports
(ファシリテーター:ロマン・オリホフスキー、ロシア学生スポーツ連合副会長)
●3. 新型コロナの状況下での協力分野と具体的提案
Areas of cooperation and specific proposals under the COVID-19 pandemic
(ファシリテーター:デイヴィッド・エックフォード近畿大学講師)
●4. 新型コロナの状況下での青年交流の役割と展望
Role and prospects for youth exchanges under the COVID-19 pandemic
(ファシリテーター:岡部芳彦神戸学院大学教授)
●日程:日本時間(カッコ内はモスクワ時間)
12月1日(火) オンライン日露青年フォーラム2020(1日目)
14:50 (8:50) イントロダクション
15:00 (9:00) 開会の辞
15:05 (9:05) 貴賓および主催者挨拶
15:20 (9:20) オリエンテーション
15:30 (9:30) 共同プレゼンテーション「日露の青年協力」
16:00 (10:00) 基調報告「新しい状況における日本とロシアの協力」
16:30 (10:30) 第1回分科会セッション
分科会1 「日本とロシアの姉妹都市・地域関係の発展のための 青年の貢献」、
分科会2 「スポーツ分野における日露青年交流」、
分科会3 「新型コロナの状況下での協力分野と具体的提案」、
分科会4 「新型コロナの状況下での青年交流の役割と展望」
17:40 (11:40) フォーラム1日目終了
12月2日(水) オンライン日露青年フォーラム2020(2日目)
15:00 (9:00) オリエンテーション
15:10 (9:10) 第2回分科会セッション
16:10 (10:10) 分科会ごとに報告を作成
17:10 (11:10) 休憩
17:20 (11:20) 分科会1:参加者の報告およびファシリテーターの講評
17:40 (11:40) 分科会2:参加者の報告およびファシリテーターの講評
18:00 (12:00) 分科会3:参加者の報告およびファシリテーターの講評
18:20 (12:20) 分科会4:参加者の報告およびファシリテーターの講評
19:00 (13:00) フォーラム終了
1日目(2020年12月1日)
●イントロダクション
まず、フォーラムの共同進行役である日本側・デイヴィッド・エックフォード近畿大学講師およびロシア側・ディアナ・ファズリトディノヴァ青年外交アカデミー所長より、Zoomでフォーラムに参加する際の基本的な注意事項について案内がありました。
●開会の辞
主催者であるロシア技術大学・青年政策国際関係センターおよび日露青年交流センター代表者の開会の辞により、フォーラムが始まりました。
●貴賓挨拶
次に、以下の2名の挨拶がありました。
左から
エレーナ・ドゥルジーニナ ロシア連邦科学高等教育省次官
上月豊久 ロシア連邦駐箚特命全権大使
(写真をクリックすると拡大表示されます。)
●オリエンテーション
引き続き、プログラムの目的と内容について、共同進行役より具体的な説明がありました。
●共同プレゼンテーション「日露の青年協力」
日露青年交流事業の担い手である、ロシア側のロシア技術大学・青年政策国際関係センターと日本側の日露青年交流センターの活動及び歴史について、日露双方の主催者代表が共同でプレゼンテーションを行いました。
共同プレゼンテーション資料
●基調報告「新しい状況における日本とロシアの協力」
ロシア側参加者代表のマリヤ・ルバンさん(サハリン国立総合大学4年生)と日本側参加者代表の谷本昌美さん(創価大学3年生)が、「新しい状況における日本とロシアの協力」という共通のテーマのもとで基調報告を行いました。
左から
マリヤ・ルバンさん
谷本昌美さん
(写真をクリックすると拡大表示されます。)
基調報告原稿(英語)・使用資料は以下のタイトルをクリックすると閲覧できます。
●第1回分科会セッション
日露の参加者たちは、テーマごとに4つのブレイクアウトルームに分かれました。
各分科会では、参加者の自己紹介の後、日露双方から2名ずつ、テーマに関連した簡単な報告(3分間ほど)を行い、その後、討論を行いました。
上記の報告の中には資料(スライド)が使われたものもあり、それは以下のタイトルをクリックすると閲覧できます。
2日目(2020年12月2日)
●第2回分科会セッション
司会者による簡単なオリエンテーションの後、日露の参加者たちは前日と同じくテーマごとに4つのブレイクアウトルームに分かれ、討論を続けました。
分科会セッション
●分科会参加者の報告およびファシリテーターの講評
討論の結果を参加者がまとめ、分科会ごとに発表しました。また、ファシリテーターがそれについて講評を行いました。
各分科会の成果物は以下の分科会名をクリックすると閲覧できます。
分科会1
日本とロシアの姉妹都市・地域関係の発展のための青年の貢献
分科会2
スポーツ分野における日露青年交流
分科会3
新型コロナの状況下での協力分野と具体的提案
分科会4
新型コロナの状況下での青年交流の役割と展望
本フォーラムは、おかげさまで大きな問題もなく計画通りに進めることができました。実施にあたりご協力いただいた日本外務省、ロシア連邦科学高等教育省、ロシア技術大学青年政策国際関係局の関係者、並びに日露両国青年の参加者に心より御礼申し上げます。