第4回日露学生フォーラム2009
山中湖村交流プラザ「きらら」にて
日露両国関係の重要性と更なる発展を目指して2006年8月モスクワ開催を皮切りに始まった日露学生フォーラムは、今年で4回目を迎えました。2007年の北海道大学に続き2度目の日本開催となる今回は、東海大学の協力により、同学の山中湖セミナーハウスをメイン会場として、日露の学生が3日間熱い議論を交わしました。
懇親会では両国学生が特技を披露したり、また富士山を望むスポーツ会場では、共に汗を流したりと、絶好の交流の機会となりました。
主催
日露青年交流センター
東海大学
開催期間
平成21年9月22日(火)~ 9月24日(木)*ロシア人参加学生は航空便運航の関係上9月19日から順次来日。9月28日に最後のグループが日本を発ちました。
参加者
日本側29名、ロシア側26名(含む同行者1名)
テーマ
使用言語:英語
日程
9月19日 サハリンからの参加者が来日
9月20日 モスクワ、サンクトペテルブルク、ウラジオストクからの参加者来日
9月21日 ロシア人学生鎌倉視察。夜、ハバロフスクグループ到着
9月22日 日露学生フォーラム初日(開会式、全体会議)
9月23日 分科会、夜:歓迎懇親会
9月24日 総括、閉会式、スポーツ交流イベント、解散(ロシア人のみ箱根へ移動)
9月25日 箱根視察
9月26日 日露参加学生の都内散策。サハリン組帰国
9月27日 ハバロフスク組日本人学生との鎌倉散策
モスクワ、サンクトペテルブルク、ウラジオストク組帰国
9月28日 ハバロフスク組帰国、プログラム終了
9月19日、20日に4グループが続々と来日。
9月21日
川勝事務局長がフォーラムの概要を説明しました。
9月22日
いよいよフォーラム初日。都内ホテルをバスで出発し、開会式会場の東海大学湘南キャンパス(平塚市)へ。松前記念館にて挙行された開会式では、主催者・来賓の挨拶に続き、日露学生代表が基調報告をしました。日本側代表として東海大学体育学部3年河野慎太郎さん、ロシア側を代表してシューホフ記念ベルゴロド工科大学大学院エフゲニー・グラゴレフさんが発表しました。
山下教授の記念講演
日露代表による学生紹介
その後に行われた東海大学体育学部学部長山下泰裕教授による記念講演「柔道を通した国際交流」では、国際交流の多様性を知ることができました。
大学で東海大学松前達郎総長主催歓迎昼食会が終わると、バス2台で山中湖セミナーハウスに向かいました。
セミナーハウスでは6人部屋で日露学生が同室で生活をすることになり、2泊3日の共同生活が始まりました。大浴場では日本人学生が日本式の入浴の仕方を教えたり、食堂の使い方やゴミの分別を説明したり、早速助け合う場面が見られました。
9月23日
フォーラム2日目は、昼食をはさんで朝から夕方まで分科会ディスカッションが行われました。
Aグループ
Bグループ
Cグループ
夜には懇親会が開かれました。山中湖村の住民の方々のご協力も得て、山中明神太鼓保存会の方々の力強い演奏に、大きな拍手が鳴りやみませんでした。
山中明神太鼓保存会の皆さんの演奏
分科会Aグループ大奮闘!
ロシア人学生も大合唱
9月24日
フォーラム最終日。分科会ごとに討議のまとめを発表しました。
どのグループも深夜まで発表原稿をまとめたりと、真剣な姿が印象的でした。また東海大学武見教授の総括により、今回のフォーラムの意義を参加者全員が再認識することができました。
総括発表会場
武見教授による総括の様子
再会を期して握手!
9月25日
この日は箱根見学に出かけました。お天気にも恵まれ山中湖以来ずっと見守ってくれていた富士山が今日も顔を出してくれました。
ちょうど仙石原のススキが美しい季節。日本の美しい自然を満喫した後、海賊船で芦ノ湖を渡り、関所博物館を見学。その後箱根寄木細工工房でコースター作りを体験しました。
箱根寄木細工工房でコースター作りを体験しました。
9月26日
今日札幌経由で帰るサハリンからの参加者を見送り、その他の参加者は、日本人学生の案内で都内視察に出かけました。日本もロシアも学生の興味は同じ。朝から晩まで歩き回って、時間はいくらあっても足りない程でした。
9月27日
9月28日
ハバロフスクからの参加者も無事帰国してプログラムが終了しました。
分科会では日露両国に共通する問題点を定義し議論されましたが、国の違い、民族性の違いによる相違点もあり、なかなか結論を出すことが難しいテーマもありました。それでも、隣国として協力し合うことの重要性を認識することができたことは事実です。
数日間活発に交流したことでお互いの国の人々に対する印象が好転し、これまで意識していなかった日露関係がより身近に感じられるようになったという声が参加学生の多くから寄せられました。
母国語ではない英語を駆使して交わされた議論でしたが、伝えたいという気持ちの大切さを痛感した三日間でした。
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