サンクトペテルブルグ国立大学法学部学生グループ
サンクトペテルブルク国立大学から青年交流事業としては初めて法学部の大学生グループが来日しました。一行は滞在中に最高裁判所、法務省刑事局、国会議事堂を訪問して、日本の司法制度、検察制度、国会の仕組みについて学びました。欧米諸国の大学と種々の大学間交流を実施している同大法学部は、滞在中に複数の日本の大学の法学部を訪問し、学生交流を通して日本の大学とも協力関係の礎を構築することができました。また日本文化体験の一環として京都で茶道、生け花等の日本の伝統文化に触れたほか、旅館に宿泊して日本の生活様式を体験することができました。
午後からは大学を訪問しました。はじめに協定校でもある慶応義塾大学の法学部を訪れ、重要文化財になっている図書館旧館など構内を見学しました。
次に訪れた早稲田大学法学部では法学部長表敬後、学部長のゼミを見学、その後駆け足で大教室の授業を見学。最後に早稲田大学側の学生有志と懇談しました。英語を駆使して積極的に交流を楽しみました。
昨日は慶応義塾大学三田キャンパス、今日は湘南藤沢キャンパスを訪れました。学生食堂で日本側学生有志と一緒に昼食をとった後、総合政策学部香川教授と渡邉教授の合同ゼミに参加しました。香川教授は、2006年のサンクトペテルブルクサミットでサンクトペテルブルク大学の学生が中心となって企画したG8ユースサミットに学生を派遣するなど、交流活動に積極的に取り組んでいらっしゃいます。英語による学生の研究紹介についての発表があり、その後学生との自由討論、キャンパスツアーがありました。日本側学生も英語に堪能で、コミュニケーションに困ることもなく、大学側の周到な準備のおかげでスムーズな交流ができました。
国会議事堂視察では衆議院を見学し、本会議場の外交官席で日本の国会システムについて説明を受けました。参議院が見学できなかったのが心残りでしたが、日本の議会制度を知るまたとない機会となりました。
その後お台場に移動し、パナソニックセンター東京を訪問しました。ロシア語の会社紹介ビデオや展示場での英語による説明により、日本が誇る最新技術がよく理解できました。
最後の大学訪問となった東京大学では、法学部学部長挨拶の後、樋口准教授の刑事法ゼミを見学しました。
夜は日本の伝統芸能、歌舞伎を鑑賞しました。
午前中は寺社を巡り日本建築や宗教について見聞を広め、午後は日本文化体験の一環として茶道に挑戦してみました。慣れない正座もなんとか形になり、先生のご指導で点てたお茶はロシアで飲み慣れた紅茶とは全く違う、特別な味がしました。夕方には京都を発ち、新幹線で東京へと戻りました。
サンクトペテルブルク国立大学法学部では、毎年3月に国際学生会議を主催していて、日本からも学生参加することになっています。今度は、サンクトペテルブルクの街を是非案内したいとロシアの学生たちは約束してくれました。
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