サハリン音楽交流グループ
ユジノサハリンスク第一音楽学校の生徒・教員合計11名がサハリンからフェリーで北海道に来日しました。札幌大谷大学で数回のリハーサルを行った後、6月10日に札幌大谷大学の学生さんと合同で日露合同音楽交歓コンサートを開催しました。その後、札幌市の陵北中学校を訪問し、音楽の授業を見学して職員の方々にお話をうかがった他、神社を訪問したり、茶道を体験したりして、充実した日本滞在の日々を送りました。
6月9日 札幌大谷大学 授業見学コンサートのリハーサルの前に、札幌大谷大学の三味線の授業を見学しました。楽譜や調音に興味津々の様子でした。
左はギター奏者のアガイさん、中央はバラライカ奏者のエレーナさん。上手に演奏して先生からお褒めの言葉をいただきました。コンサートのためにロシア側が準備してきたのは、ロシアの民族楽器であるバヤン・バラライカによる演奏のほか、ギター、バイオリン、アンサンブル、日本の歌の独唱など。リハーサルの段階では、少し不安も感じられましたが、本番ではのびのびと出演していました。その後、札幌大谷大学の学生さんによるソプラノ、ピアノ、金管五重奏、木管五重奏が披露され、ロシアのメンバーも目を輝かせて聞き入っていました。
最後の「さくらさくら」と「カチューシャ」の合唱では、会場のお客さんも一緒になって歌いました。
コンサートの実施が決まってから当日まであまり時間がなく、どのくらいのお客さんが来てくれるかとドキドキしながら迎えた当日でしたが、280名を超える札幌の市民の方に来場いただき、コンサートは成功に終わりました。
コンサートの後、札幌大谷大学の学生さん達との交流会があり、音楽という繋がりのおかげもあってすぐに打ち解けあい、楽しい時間を過ごしました。
ロシアでは、日本の小学校や中学校で行われているような音楽の授業はありません。音楽を学びたい子供は、義務教育とは別に音楽学校へ行き、個別にレッスンを受けます。今回来日したユジノサハリンスク市立第一音楽学校もそうした学校のひとつですが、日本の学校での音楽教育にとても興味があるとのことで、陵北中学校で各学年の授業を見学させていただくことになりました。
音楽は共通の言語であることを身を持って感じた日本滞在でした。
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