サハリン青年招聘
「私の日本像」というテーマの作文公募により選ばれた18~29歳のサハリン青年30名が、極東大学函館校において日本についての講義を2週間受けた後、富士山麓西湖湖畔における日本人青年との合同キャンプ、京都旅行など全3週間に及ぶ充実したプログラムを体験し、日本に対する理解を深めました。
函館滞在中、何度か紹介されました。日露青年交流センター(本部・東京)の研修プログラムに参加しているロシア・サハリン州の若者三十人が十五日から十六日にかけ、函館市内の一般家庭に宿泊し、日本の家庭の雰囲気を味わった。ロシアの若者たちは十五日午後、ロシア極東国立総合大学函館校でホストファミリーと対面し、それぞれの滞在先に向かった。
四家族合同のバーベキューパーティーでは日本語、ロシア語、英語が乱れ飛んだ。新聞社勤務のレチャギア・アンナさん(26)は二歳の息子の写真を見せ、同世代のホストファミリーに「どうして結婚しないの」と率直な質問。身振り手振りを交えながら日本とロシアの文化について話が弾んだ。
研修生は二十四日まで同函館校で日本の歴史や経済などについて学ぶほか、二十二日には市文化・スポーツ振興財団主催の第四回ざいだんフェスティバルに参加。午前中の舞台で歌や踊りを披露する。
外務省が進める日露青年交流事業「サハリン青年招へい函館プログラム」に参加しているロシア・サハリンの研修生30人が19日午後、本社を訪れ、新聞制作の工程を見学した。
ロシア語研修のため函館に滞在中の富山商船高等専門学校の学生5人も同行した。
研修生のプログラムには、日本の歴史や文学、経済など講義のほか、企業見学も盛り込まれており、本社のほか北海道乳業、カール・レイモン函館などにも足を運んだ。一行は報道部、整理部、制作画像部で記事のレイアウトや印刷の前処理などの工程を見学。その後、印刷工場に移り、稼働中の輪転機を見て、カメラに収めたり、質問するなどした。
研修生の中でひと際、熱心に見学していたのがサハリンの新聞社に勤務するレチャギナ・アンナさん(26)。記者の原稿をパソコンに入力するオペレーターとして勤務しており、日本では記者本人が入力するという説明に驚いた様子。「近代化のレベルが違う。ロシアでは印刷は別の会社が行っているので、印刷工場と隣接しているのが気に入りました」と話していた。
関連タグ
オススメ記事
All right reserved, Copyright(C)
Japan Russia youth Exchange Center 2000-.