日露青年招聘・派遣事業

平成26年度 短期招聘事業
日本拳法交流プログラム(2014年9月11日~17日)


1999年に初めて日本拳法がロシアで紹介されて以来、同地における競技人口は2万人を超えると言われるものの、日露間の交流はほとんど行われていませんでした。2013年9月、日露の日本拳法関係者が両国の交流を促進していくことで合意、2014年は日露武道交流年ということもあり、ロシアから日本拳法家グループの来日が実現しました。

【日程】平成26年9月11日~17日
9月  11日  
来日
9月  12日  
午前:大阪視察
            午後:審判講習会

9月  13日  
午前:技術講習会
            午後:日本人学生との交流会

9月  14日  
終日:全・日本拳法総合選手権
9月  15日  
午前:京都視察
            午後:午後:合同稽古

9月  16日  
午前:午前:奈良視察
            午後:合同稽古

9月  17日  
午前:神戸視察
            午後:合同稽古

            帰国

◆合同稽古・交流会

関西地方の3つの大学と奈良県の3つの高校の日本拳法部員との合同稽古が実現しました。日本側のレベルの高さに、参加者からは稽古の頻度や方法などについて盛んに質問が出ていました。稽古のあとは交流会の時間を設け、話をしたり、写真を撮りあったりして和やかな交流の時間となりました。こうして直接話をする時間が持てたことで今まであまり身近でなかったお互いの素顔を知るきっかけとなりました。


◆日本拳法セミナ―

審判講習会では歴史ある道場で審判の技術や試合における礼節を学びました。また、技術講習会を通して、基本的な技を一つ一つ振り返る時間ができました。その際、日本人とロシア人参加者双方がお互いに教え合っている様子がとても印象的でした。


◆全・日本拳法総合選手権大会

今年は日露武道交流年記念事業ということで、特別に6名が試合に参加できることになりました。試合中、参加者が華麗な後ろ回し蹴りを見せると会場からはどよめきの声が上がっていました。また、4回戦に勝ち上がった選手もおり、今後のロシアにおける日本拳法の発展を予感させるいい試合となりました。


◆日本文化体験

日本の武道をやっていることで日本を身近に感じてはいても、やはりロシアでは直接日本文化に触れる機会は限られています。今回初めて茶道のお手前を見て抹茶を飲んだ参加者からは、「『瞑想』のようだ」、「こういう時間を自分の生活でも持ちたいものだ」との声が上がっていました。また、旅館に泊まった際には、「ベッドがないのにどうやって寝るの?」と最初驚いていた参加者もいましたが、布団で寝る体験は思いのほか気に入ったようでした。


今回のプログラムを通し、ロシア人参加者からは「また来日をしたい」との声が多く聞かれたほか、合同練習をした日本人の日本拳法家からも「ロシアに行きたい」、「今までロシアはあまり知らなかったが、興味がわいた」との声が聞こえてきました。交流の芽というのは直接のふれあいから生じてくるものなのでしょう。

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