日露青年招聘・派遣事業

平成26年度短期派遣事業
日・サンクトペテルブルク合気道交流プログラム(8月9日~16日)


合気道場のグループが、ヨーロッパロシア、サンクトペテルブルクを訪問しました。道場と現地の受け入れ団体とはすでに数年前から交流がありましたが、今回海外が初めての参加者や初めて飛行機に乗った参加者もおり、みんなで合気道に汗を流し、野外活動や青年交流を大いに楽しみました。なお、このプログラムは日露青年交流センターによる青年交流事業として、また「日露武道交流年」である2014年の一事業として実施されました。

【日程】平成26年8月9日~16日
8月    9日  
成田発、サンクトペテルブルク着
8月  10日  
午後:合気道デモンストレーション及び合気道セミナー
8月  11日  
午前:ネヴァ河視察、日本総領事館表敬訪問
            午後:合気道セミナー

8月  12日  
午前:サンクトペテルブルク市内視察
            午後:合気道セミナー

8月  13日  
午前:プーシキン/パヴロフスク地区 視察
            午後:日露合同夕食会

8月  14日  
午前:ロシア農業体験(牧場にて)
            午後:野外で稽古 及び昼食作り

8月  15日  
サンクトペテルブルク発
8月  16日  
成田着

◆合気道デモンストレーション

ロシア側各指導者の大きな体から繰り出される多彩な技に参加者一同目をみはりました。ある警察学校の指導者は、拳銃、斧、ライフル等を使って合気道の演武を行い、会場が沸きました。日本側は高校生演武、大学生演武、その後 自由技、女性のみの自由技、座り技、剣術、杖、短刀取り等普段稽古していることをそれぞれが適度な緊張感のなか行いました。



◆合気道セミナー

日本の青年達は海外で合気道をする事が初めてであり、合気道に対するロシア人達の真剣さが伝わったのかいつも以上に目を輝かせながら、言葉が通じなくても身振り手振りで一生懸命稽古をしていました。



◆合同稽古

稽古を重ねるうちに相手との心の距離が縮まってきて、自分の技術向上の為だけでなく、相手の為に上手に受けを取ったり、お互いに助言をしあったりと合気道を通した日露交流が良い雰囲気の中で目に見えるかたちとなっていった。


すっかり打ち解けてきた参加者

全員で集合写真



◆野外活動

農場でヤギの乳搾りや乗馬等を経験しました。湖畔ではロシア伝統のBBQであるシャシリクをしました。

最後は、ロシア人達が用意してきた剣と杖で最後の稽古を行いました。


今回の事業に参加したことにより、日本ではメディアを通してしか分からなかった漠然としたロシアという国の生活・文化・歴史に直接触れることができました。まさに百聞は一見に如かず。

また、合気道を通じて交流する事で、より深くロシア人と接することができました。彼らの日本武道に対する真摯な態度や熱心さを見て、合気道の祖国に生まれた日本人として彼ら以上に努力しなければならないと感じました。合気道には試合がありません。稽古中は、投げる側(取り)と投げられる側(受け)、特に投げられる側は投げる側が少しでも上達する事だけを考えて、受けをとります。自分だけが強くなろうとするのではなく、相手と一緒にお互いに強くなるというのが合気道の基本的な考え方であり、「愛と調和の武道」と言われる所以なのです。

いつの日か、今回参加した高校生・大学生が合気道の愛と調和の精神で相手を思いやることのできる国際交流に、さらに貢献できる人材に成長してほしいと思います。


初めは不安の方が大きかったけれど、ロシア側受け入れ団体の方が優しく受け入れて下さった、英語をあまり話せなかったので、これからもっと勉強したい、ロシアで合気道がこれほど受け入れられ、真剣に取り組んでいる人がたくさんいることに驚いた、といった感想が聞かれ、またサンクトペテルブルクの美しい街並みやロシア料理も参加者にはよい思い出となったようでした。



無題ドキュメント